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ドライフラワー作りの一年

自家農園は300坪ほどですので農家さんとは比較にならない狭さですが、お店と農作業を同時進行しますので広さとしては充分です。春の種まきから晩秋までドライフラワー作りは続きます。そんな一年の様子をご紹介します。

厳しい冬が終わり畑のあぜ道には福寿草が咲き出します。雪解け水がたっぷり残る畑はまだまだ耕す事も出来ませんが、日差しが日に日に暖かくなってきた頃からポットに種まきを始めます。

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発芽状態、苗の成長を見守ります。

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苗は毎年植える場所を変えていきます。土を耕し、堆肥を混ぜてステージ作りも始まります。

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畑は全面を耕す事はしません。オケラが暮らし、春はまだ沢山のカエルも地中で冬眠しています。生き物の暮らしの邪魔をしないように必要なスペースだけ耕作します。

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この時期に花の植え場所など全体のレイアウトを構想します。

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早い品種は収穫も始まります。生育は天候に大きく左右されますので水やりや追肥など試行錯誤しながらの維持管理です。

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ハーブ・宿根草エリアの風景。暖かくなるにつれ、勢いよく芽吹きが始まります。

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愛でるガーデンでは無いので雑草も沢山混在しています。農薬や除草剤は一切使いませんので草取りが大変な季節です。畑全体の草刈りは一週間毎に行わないと全体が雑草に覆われてしまいます。

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本格的な収穫の季節です。収穫自体は7月中旬から10月まで続きますが、収穫・洗浄・乾燥処理で一日が過ぎてしまいます。花の摘み取りは早すぎても遅すぎても良くありません。発色の一番良いタイミングは花の種類により違うので経験を重ねるしかありません。

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手摘みで一つ一つ丁寧に収穫します。苦労した分だけ収穫は本当に嬉しい時間です。

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収穫後は水に浸けて汚れを落とし、混入している虫の除去作業を一つずつ行います。手間暇が掛かりますが重要な作業ですので手抜きは出来ません。

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きれいに洗った後は店先で天日干しをして全体の水分を一気に蒸発させます。

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その後、乾燥室で1ヶ月ほど自然乾燥させてドライフラワーが完成します。

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製品制作に使う素材としてキャンドル・ディフューザー・ワークショップなど様々なシーンで活躍します。

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ドライフラワーブーケも人気。一点毎に同じアレンジがありません。9月過ぎから店頭で販売を開始します。

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国内有数の豪雪地帯としても知られる黒姫高原。ほぼ毎日、敷地の除雪作業に追われます。寒い日は氷点下15度、畑は深さ2メートルを超える雪に覆われます。宿根草は大丈夫かと心配になりますが、春になるとまた元気に出てきます。植物の力は凄いと毎年思ってしまいます。冬の農作業はありませんが、春からの栽培計画を進めます。

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春が待ち遠しい。冬眠中のカエル達、元気かな。

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